わらべうたの音域は3~4音で、小さい子どもの喉に無理がありません。
大人に歌ってもらって、その歌の真似を無理なくできるようになるし、
また、遊ぶ楽しみのために歌うので、歌が好きになります。
子どもたちが心地よいと感じるリズムのわらべうたを繰り返し聞くことで、歌を模倣しようとし、言葉の獲得につながります。
わらべうたを楽しむ中で、「聞く」「話す」といった言葉の土台が身につきます。
お母さんやお父さんなど身近な大人に、歌ってもらい遊んでもらうことで一体感を感じ、絆を深めます。
わらべうたは歌いながらふれあう遊びが多いので、安心感や親しみを持ち、愛着関係を育むといわれています。
わらべうたは歌いながら体を動かす遊びが多くあります。体の動きや言葉のリズムをみんなと合わせようと、周りに目を向けることが身につきます。
集団であそぶわらべうたではルールを理解し、それを守り、仲間と協調できるようになることが社会性につながっていきます。
なにより、友だちとわらべうたで遊びの楽しさを共有する体験が、コミュニケーション能力の土台になります。